SFC七夕祭・花火のお話

SFC　七夕祭－花火のお話

----12章　打ち上げ-----

　祭が佳境にはいり、いよいよ花火の時間になった。メディアセンターからもれてくる明かり以外は、すっかり薄暗くなっていた。

　K館からメディアセンターの真ん中を通り正面階段を降りていった。雨を含んで少しぬかるんだ丘をのぼり、現在テニスコートがある場所へむかった。当時はまだ工事中だったから、掘り返された土と、伐採されかけている原生林だけの風景だった。真っ暗ななか、遠くにお囃子をききながら花火の準備をすすめていった。

　花火は高橋さん、井桁、蜂須賀、宮田・私の5人体制で準備していたが、前述の通り細井さんも加わって（いやがる細井さんを無理やりひっぱっていった記憶がある）6人で打ち上げた。記憶があいまいだが、事務の高野さんもその場に居たような気がする。

　2.5号玉30発と10連発が3式。広告＆寄付で買えたぎりぎりの玉の数だ。まず10連発を1式を打つ。次に2.5号玉30発を筒打ちをする。最後に残りの10連2式を打って終了の段取りである、私と井桁、蜂須賀と細井さんのペアで筒打ちを担当。宮田が筒うち担当に玉を渡す係り＆10連発の花火の着火係だった。高橋さんが後ろにかまえていて打上タイミングを指示する係りである。私と井桁チームでは、わたしが筒に玉をこめる係りで井桁が導火線に火をつける係りだ。

「13章　湘南の空」