SFC七夕祭・花火のお話

SFC　七夕祭－花火のお話

------8章：いざ買い付けへ------

　さて、ここからが私らしいところ。実は花火を”買い忘れた”のである。祭の前々日になって、花火を買ってないことに気づいた。山縣社長からは、店に来ればすぐある、といわれて安心していたのだが、安心しすぎた。花火だけに宅急便で運ぶわけにもいかず、電車で輸送するわけにもいかない。貧乏学生だから、自家用車などもっていない。

　どうしようと困っていたら、1期生の細井さんがご自慢のVW（中古）を出してくれることになった。細井さんは、それまで花火にはあまり関わっていなかったのだが、これが縁でその後の打上作業まで参加していただくことになる。

　私と細井さんで、買い付けにいったのが、木曜日。七夕祭前日であった。

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